固定資産税の「課税ミス」累計過徴収額は全国で推計342億円 ── 過払いに気づかず払い続けている世帯は約370万世帯
株式会社Mycat(本社:東京都目黒区)が運営するAI固定資産税シミュレーター「資産税ナビ」(https://shisanzei.xyz)は、総務省が公表する固定資産税の課税誤り統計と各自治体の公表事例を分析し、全国の過徴収の実態に関する推計レポートを公開しました。
全国97%の自治体で課税誤りが発覚
総務省「固定資産税及び都市計画税に係る税額修正の状況調査」によると、固定資産税の課税誤りは全国97%の自治体で発覚しています。誤りの内容は、土地の用途地域区分の適用ミス、建物の経年減点補正の未反映、家屋の滅失処理漏れなど多岐にわたります。
資産税ナビでは、この総務省データに加え、各自治体が公表した課税誤りの返還事例や新聞報道をもとに約1,800件の事例を収集・分析しました。
過徴収額の推計と影響世帯数
分析の結果、以下の推計値を算出しました。
- 1件あたりの過払い額(中央値): 推計約9.2万円
- 累計過徴収額: 推計約342億円
- 影響を受けている可能性のある世帯数: 推計約370万世帯
これらの数値は、総務省「固定資産の価格等の概要調書」および会計検査院「決算検査報告」の地方税課税誤り指摘事例をもとに、全国の持ち家世帯数から推計したものです。個別の自治体の状況を示すものではありません。
なぜ課税ミスに気づけないのか
固定資産税は賦課課税方式を採用しており、自治体が税額を算定して通知します。納税者が自ら課税標準額の正誤を確認する機会は限られ、また確認方法自体が一般に知られていません。総務省の調査では、固定資産課税台帳の縦覧制度を利用した納税者の割合はごくわずかにとどまっています。
資産税ナビの無料セルフチェック
資産税ナビでは、物件の所在地・面積・構造・築年数などを入力するだけで、固定資産税の概算適正額をAIが算出します。納税通知書に記載された税額と比較することで、過払いの可能性を簡易的に確認できます。
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